「せっかくSwitch2を買ったのに、データ移行で失敗したくない…」
「何百時間も遊んだ『ポケモン』や『あつ森』のデータが消えたら立ち直れない…」
「『まるごと転送』って便利そうだけど、本当に全部ちゃんと移るの?」
今回は、Switch2へのデータ移行で失敗しないための「3つの方法」と「正しい手順」を解説します。
最もおすすめなのは、手軽な「まるごと転送」機能です。まるごと転送なら、面倒な設定なしで、ユーザー情報もセーブデータも一気に新しい本体へ移行できちゃいますよ。
機械が苦手な方でも迷わず作業できるように解説しているので、手順どおりに進めてみてくださいね。
Switch2へのデータ移行前に知っておきたい3つの基本

まずはSwitch2にデータを移行する前に、データ移行の基本的な知識をチェックしておきましょう。
ようやくSwitch2を購入できたら、すぐにでも遊びたくなりますよね。
でも、焦って適当にデータ移行を進めると、「大切なデータが消えてしまった…」という取り返しのつかないトラブルが起きる場合もあります。
そんな後悔を防止するためにも、全部で3つあるデータ移行方法の特徴を知っておくことは大切です。
ぜひ、安全にデータを移すための参考にしてみてくださいね。
Switch2へのデータ移行方法は3パターン
SwitchからSwitch2へデータを移す方法は、大きく分けて以下の3種類があります。
それぞれの特徴を確認しておきましょう。
- まるごと転送:ユーザー情報、セーブデータ、設定などを「まるごと」一括で移せる
- セーブデータの引っ越し:特定のデータだけを個別に選んで移行できる
- セーブデータお預かり:インターネット上のサーバー(クラウド)を経由してデータを移す
基本的には、一番手軽な「まるごと転送」を選べばOKです。
転送後も古いSwitchは基本そのまま遊べます。ただし、未連携ユーザーなど“一部のデータは削除される”ので注意してください。
- ニンテンドーアカウントと連携していないユーザーアカウント
- ニンテンドーアカウントと連携していないユーザーアカウントのセーブデータ
- セーブデータお預かりに非対応のゲームのセーブデータ
「ニンテンドーアカウントと連携していないユーザーデータを本体に残しておきたい」と考えている場合は、この方法は選ばないようにしましょう。
【比較表】あなたにおすすめの移行方法はどれ?
Switch2へのデータ移行が3種類もあるので、「結局、自分はどの方法を選べばいいの?」と迷ってしまう方は多いです。
そこで、移行方法ごとにの特徴が分かる比較表を用意しました。ぜひ、自分にぴったりの移行方法を選ぶ参考にしてみてください。
| データ移行方法 | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| まるごと転送 | 手軽にSwitchのデータを移せる 移行元の端末からは一部のデータが消える ※ニンテンドーアカウントに連携していないユーザーデータが削除される | 古いSwitchは手放す予定の人 (売る、譲るなど) |
| セーブデータの引っ越し | ユーザーごとにデータを移行できる サブ機や家族用にも端末を使える | 古いSwitchも使い続けたい人 (家族用、サブ機など) |
| セーブデータお預かり | どちらの端末にもデータを残せる NSOへの加入者限定サービス ※セーブデータお預かりはNSO(Nintendo Switch Online)への加入が必要(月額:306円) | 古いSwitchもサブ機用に使いたい人 (故障、紛失など) |
- 本体を手放すなら手間が少なくて楽にデータ移行できる「まるごと転送」がおすすめ
- 端末を使い分けるなら「セーブデータの引っ越し」で個別にデータを移行がぴったり
ただし、どの方法を選んだ場合でも、『あつまれ どうぶつの森』だけは特別な手順が必要になります。
詳細は以下で解説しているので、『あつまれ どうぶつの森』を遊んでいる方は忘れずに確認してみてくださいね。
Nintendo Switch Onlineの詳細が気になる方は、以下の記事もおすすめです。

「まるごと転送」で移行できるデータ・できないデータ
「まるごと転送」を使えば、Switch内のデータをSwitch2へ手軽に移行できます。ただし、全部がそっくりそのまま移るわけではありません。
- ユーザー情報(フレンドリスト、プレイ記録など)
- ゲームのセーブデータ(続きから遊ぶためのデータ)
- 本体の設定(Wi-Fi設定など)
- 言語・地域・日付と時刻の設定
- Bluetoothオーディオの登録
- コントローラーのボタンの割り当て
- 「ゲームニュース」の受信データやチャンネル登録情報
ちなみにダウンロード版のソフトは転送後に再ダウンロードされますが、容量が大きいため、再ダウンロードには少し時間がかかる点は要注意です。
このようにゲームのセーブデータなどは「まるごと転送」を使えば、一括で移動できます。しかし、一部のデータは移行できない点を覚えておくと良いですよ。
「まるごと転送」でSwitch2にデータを移行する

ここからは、最も手軽で使いやすい「まるごと転送」の仕組みや移行方法をご紹介していきます。
古いSwitchを手放す予定の方や、面倒なことは抜きにして一気にデータを移したい方は、ぜひ手順どおりに進めてみてくださいね。
「まるごと転送」の仕組み
まずは「まるごと転送」の仕様をご紹介します。仕組みを理解しておけば、安心してデータを移行できますよ。
転送後も、古いSwitchは基本そのまま遊べます。ただし、未連携ユーザーなど“一部のデータは削除される”ので注意しましょう。
「まるごと転送」は便利ですが、「ニンテンドーアカウントに未連携のユーザー情報が消える」点や初回設定でしか選べない点は要注意です。
まるごと転送に必要なもの:ACアダプター2個とインターネット環境
まるごと転送を安全に進めるためには事前準備が大切です。
転送中にトラブルが起きると、最悪の場合データが破損してしまいます。そんなトラブルを防ぐためにも、以下の2つは必ず準備しておきましょう。
- ACアダプター 2個
- インターネット環境
ちなみにバッテリー残量が十分に残っていたとしても、必ず「ゲーム機本体をACアダプターに接続」してから移行をするのがおすすめですよ。
まるごと転送のやり方を8ステップで解説!
準備ができたら、実際に「まるごと転送」を開始していきましょう。
移行手順は以下の8ステップですが、基本的には画面の指示に従うだけなので簡単ですよ。
Switch2と古いSwitch、それぞれに充電ケーブルを挿して、コンセントに繋いでください。
データの移動自体は本体同士の通信で行いますが、アカウントの認証などでネット接続が必要になります。
2台のSwitchを並べて置いてください。
初期設定を進めていくと、「ほかの本体から引き継ぐ」や「データを移行する」といった画面が出てきます。ここで「まるごと転送」を選択してください。
古いSwitchのHOMEメニューから「設定」→「本体」→「Nintendo Switch 2 にまるごと転送」を選びます。
両方の本体で、同じ「ニンテンドーアカウント」にログインしているか確認します。
準備が整うと「転送を開始しますか?」と聞かれます。「はい」を選ぶと転送がスタートします。
データ量によりますが、数分から数十分かかることがあるので、気長に待ちましょう。
Switch2の画面に「完了しました」と表示されたら成功です。
最後に移行されていないデータがないか、念のために確認しておきましょう。
ここまでの作業を終えると、これまで通りにゲームを楽しめる状態になります。
「あつまれ どうぶつの森」は「島ごと引越しサービス」での移行が必要

まるごと転送は便利ですが、『あつまれ どうぶつの森』は転送後に追加が作業が必要な場合もあります。もしも案内が表示された場合は、ゲーム画面の指示に従って住人データの関連付けを行いましょう。
『あつまれ どうぶつの森』は、セーブデータの扱いが少し特殊です。そのため、「セーブデータの引っ越し」で引き継ぎをしたい場合には専用の手順が必要になります。
具体的な引き継ぎ手順は以下のとおりです。
新旧両方の本体でニンテンドーeショップを開き、無料の『あつまれ どうぶつの森 島ごと引越しサービス』というアプリをダウンロードしてください。
両方の本体でこのアプリを起動します。画面の指示に従って操作すると、島データを古いSwitchからSwitch2へ直接送れます。
ゲームを起動して、大事なデータがしっかりと移行されているか確認しましょう。
ちなみに任天堂の公式HPにも詳しい手順が載っているので、もしも移行方法に悩んだときはこちらもチェックすると良いですよ。
やり方は少し異なりますが、『あつ森』もしっかりとデータを引き継げるので、ぜひ参考にしてくださいね。
「セーブデータの引っ越し」と「セーブデータお預かり」でSwitch2へデータを移行する

「まるごと転送」以外にも古いSwitchから、Switch2へデータを移行する方法があります。
具体的には以下の2種類です。
- セーブデータの引っ越し
- セーブデータお預かり
「古いSwitchを家族に使ってもらいたい」
「何かあったとき用のサブ機として活用したい」
そんな方は、まるごと転送以外の方法も検討してみてくださいね。
「セーブデータの引っ越し」で特定のゲームだけ移す
「セーブデータの引っ越し」は、遊びたいゲームのセーブデータだけを個別にSwitch2へ移す方法です。
両方の本体の「設定」→「データ管理」→「セーブデータの引っ越し」から操作できます。
ただし、移したセーブデータ自体は「移動」扱いとなるため、元の本体からは消えてしまう点には注意しましょう。
家族で同じSwitchを使っていて、ユーザーを分けて遊んでいる場合は、「セーブデータの引っ越し」を選ぶといいですよ。
「セーブデータお預かり」と『Pokémon HOME』で特定のゲームを移す
「Nintendo Switch Online」に加入している方限定で、「セーブデータお預かり」機能を使ってデータ移行ができます。
『ポケットモンスター』シリーズなど、一部のゲームは「セーブデータお預かり」に対応していません。
ポケモンなどの大切なデータを守るために、移行作業を始める前に『Pokémon HOME』にポケモンたちを預けておくことを強くおすすめします。
そうすれば、万が一データ移行に失敗しても、HOMEに預けたポケモンだけは確実に守ることができますよ。
「セーブデータお預かり」だと、元の端末にも同じデータを残しておけるのが魅力です。
microSDカードに保存されたデータをSwitch2に移行する

最後に、写真や動画、ダウンロードソフトが入っている「microSDカード」内のデータ移行についてご紹介します。
「まるごと転送」を使えば、microSDカード内の画像や動画も移行できます。
しかし、「セーブデータの引っ越し」や「セーブデータお預かり」を活用する場合は、以下の手順でデータを引き継ぐ必要があるので覚えておきましょう。
- 初代SwitchのmicroSDカードをSwitch 2に挿入する
- Switch 2の「設定」→「データ管理」→「画面写真と動画の管理」を開く
- 「SwitchのSDカードから取り込む」を選択し、指示に従ってコピーする
- コピー完了後、Switch 2の指示に従ってSDカードを抜き、再起動をおこなう
Switch2では「microSD Express」という新しい規格のSDカードが使われており、そのために今まで使っていたmicroSDカードをそのまま使うことはできません。
ゲームソフトデータの保存をしたい場合は、「microSD Express」を用意しておきましょう。
ただし、上記の手順でデータ移行を行えば、Switchで保存した大事なスクリーンショットや動画を安全にSwitch2へ移せちゃいますよ。
Switch2へのデータ移行でよくある質問

ここからは、データ移行についてよくある質問をご紹介していきます。
ありがちなトラブルや疑問について知っておけば、安心してSwitch2にデータを移行できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
エラーで止まったり、電源が切れたりした場合はどうすればいい?
まずは落ち着いて、両方の本体の電源を切り、再起動してください。
その後、必ず両方の本体にACアダプターを繋ぎ直してから、もう一度最初から手順を試してみましょう。
それでもデータが消えて復旧できない場合は、自分で何とかしようとせず、任天堂のサポートセンターに問い合わせるのが最も安全ですよ。
子どもアカウント(みまもり設定)はどう引き継げばいい?
「まるごと転送」を使う場合、基本的にはみまもり設定も自動で引き継がれます。
ただし、一部環境では設定情報がうまく転送されないケースが報告されています。
失敗を避けるなら、転送前に旧Switch側で「設定」→「みまもり設定」→「最新のみまもり設定を取得」を一度やっておくと安心です。
もし転送後に反映されていなければ、スマホアプリ側でSwitch 2を追加して、設定をやり直せますよ。
まとめ:正しい順序を守ってSwitch2へ安全にデータを移行しよう

本記事では、SwitchからSwitch2へ安全にデータを移行するための方法をご紹介しました。
最後に、忘れてはいけないポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
データ移行の方法は全部で以下の3種類があります。
- まるごと転送:ユーザー情報、セーブデータ、設定などを「まるごと」一括で移せる
- セーブデータの引っ越し:特定のデータだけを個別に選んで移行できる
- セーブデータお預かり:インターネット上のサーバー(クラウド)を経由してデータを移す
焦らず、ゆっくりと作業を進めて、大事なデータを安全に移行し、快適に楽しいゲームライフを満喫してみてくださいね!



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